2026/4/19
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政治

市川市長選、現職・田中甲氏が9万票超で再選 投票率は31.97%に低下

要約

千葉県市川市長選挙が19日に投開票され、現職の田中甲氏が新顔2人を破り再選を果たしました。投票率は31.97%と過去最低水準となり、前回から約6.8ポイント低下しました。

千葉県地方自治市川市長選挙田中甲

19日に投開票された千葉県市川市長選挙で、現職の田中甲氏(69)が新顔2氏を破り、再選を果たした。田中氏は90,576票を獲得し、前市川市議で学習塾経営者の保戸田悠菜氏(39)の33,430票、不動産管理業の山崎健介氏(51)の2,892票を大きく上回った。いずれも無所属での立候補だった。

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※画像はイメージです

自公系の支援を受け盤石の戦い

田中氏は自由民主党系市議の支援を受け、公明党市議団からも支持を得て選挙戦に臨んだ。選挙戦では、小中学校の給食費無償化やデジタル地域通貨「ICHICO」の導入といった1期目の実績をアピール。公約達成率96.9%を掲げ、2期目に向けては第1子への保育料無償化、子ども手当の実施、特色ある市立高校の創設などを公約に打ち出した。

対する保戸田氏は、個人市民税と固定資産税の減税、市内全域への防犯カメラ設置、18歳までの医療費無料化などを訴えたが、及ばなかった。

投票率は前回から約7ポイント低下

当日有権者数は403,621人で、投票率は31.97%にとどまった。前回2022年の市長選挙では38.75%だったため、6.78ポイントの低下となる。現職の知名度と実績に対し、新顔候補が浸透しきれなかったことが、投票率低下の一因とみられる。

2期目の課題

田中氏は衆議院議員3期、千葉県議会議員、市川市議会議員を経て、2022年3月の市長選挙で初当選した。人口約49万7千人を擁する市川市では、中核市への移行が検討されてきたが、2024年11月に田中氏が「機が熟していない」として見送る意向を示している。保健所設置や事務移譲に伴う財政負担など課題が指摘されており、2期目においてもこの判断が問われることになる。