習近平主席がロシア・ラブロフ外相と会談、多国間主義の堅持で一致
要約
中国の習近平国家主席とロシアのラブロフ外相が4月15日に会談し、SCOやBRICSの枠組みでの連携強化を確認した。習氏は百年に一度の大変局との認識を示し、グローバル・サウス諸国との団結を訴えている。
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習主席「百年に一度の大変局」、中露結束を確認
中国の習近平国家主席は15日、中国を訪問したロシアのラブロフ外相と会談した。両首脳は「多国間主義を断固として守る」ことで一致し、上海協力機構(SCO)やBRICSといった多国間枠組みでの連携を一層強化していく方針を確認した。
習主席は会談の中で「百年に一度の大変局に直面している」との認識を示した上で、「グローバル・サウス諸国の団結を守り、大国としての責任と役割を果たさなければならない」と強調した。
SCO・BRICSでの緊密な連携を表明
習主席はさらに、「多国間主義を断固として守り実践し、SCOやBRICSなどの枠組み内で緊密に連携し、国際秩序がより公正かつ合理的な方向へと発展するよう推進しなければならない」と述べた。既存の国際秩序に対し、中露両国が新興国・途上国と連携しながら変革を主導していく姿勢を改めて鮮明にした形である。
深まる中露の戦略的パートナーシップ
中国とロシアは近年、戦略的パートナーシップを深化させてきた。両国はSCOやBRICSといった枠組みを通じ、より多極的な国際秩序の構築を目指す立場で共通している。今回の会談でも、グローバル・サウスとの連携を軸に国際社会における影響力の拡大を図る両国の方向性が改めて確認された。
ラブロフ外相の訪中は、ウクライナ情勢をめぐる欧米との対立が続く中で行われた。中露がSCOやBRICSを基盤とした多国間協力をどこまで具体化できるかが、今後の国際秩序の行方を左右する一つの焦点となる。