2026/4/20
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政治

衆院憲法審査会、与党が緊急事態条項と9条改正の集中討議を提案

要約

16日に開催された衆院憲法審査会で、与党側が来週の緊急事態条項に関する集中討議を提案しました。維新が「論点は出尽くした」と賛同する一方、中道改革連合は少数会派の意見尊重を求め慎重姿勢を示しています。

衆議院憲法審査会が16日に開催され、与党側が緊急事態条項の創設および憲法9条改正に関する集中討議の実施を求めた。与党は来週にも緊急事態条項についての集中討議を行うことを提案しており、憲法改正に向けた議論の加速を図る構えである。

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## 維新「時は来た」、議論の加速を支持 日本維新の会の阿部衆院議員は審査会で「時は来た。まさにそのとおりだと思います。緊急事態条項と9条改正に関する論点は出尽くしており、あとは決めるだけであります」と述べ、与党の提案に賛同する姿勢を鮮明にした。緊急事態条項は、テロや大規模災害などの緊急時に政府や国会に一時的に強い権限を付与するための憲法上の規定で、自民党や維新、国民民主党などが条文起草委員会の設置や集中討議を求めてきた経緯がある。## 中道改革連合は慎重姿勢 一方、中道改革連合の国重衆院議員は「新しい会派や少数会派の意見を置き去りにしたまま、結論ありきで条文化に進むことはやはり慎重であるべきだ」と述べ、拙速な議論の進行に懸念を表明した。与党の提案に対する立憲民主党など他党の具体的な賛否は現時点で明らかになっていない。来週に提案された集中討議の具体的な開催日時も未定である。## 今後の焦点 憲法改正をめぐっては、緊急事態条項の創設と9条改正という二つの大きなテーマが並行して議論されている。与党が来週の集中討議を実現できるかどうか、また少数会派を含めた幅広い合意形成が図られるかが今後の焦点となる。