2026/4/21
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社会

ジブラルタ生命元社員、顧客から金銭詐取の疑い 複数件が判明

要約

プルデンシャル・グループ傘下のジブラルタ生命保険で、元社員が顧客から金銭を詐取していた疑いが複数件あることが21日、関係者への取材で明らかになった。

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プルデンシャル・グループ傘下のジブラルタ生命保険において、元社員が顧客から金銭を詐取していた疑いがあることが21日、関係者への取材で判明した。詐取の疑いは単発ではなく、複数件にわたるという。

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※画像はイメージです

関係者が複数件の詐取疑いを明らかに

関係者によると、ジブラルタ生命の元社員による金銭詐取の疑いが複数件確認されている。具体的な被害金額の総額や、関与した元社員の役職・人数、詐取が行われていた期間などの詳細は現時点で明らかになっていない。

グループ内で相次ぐ不祥事

ジブラルタ生命は、2000年に経営破綻した協栄生命保険の事業を承継する形で2001年に設立された外資系生命保険会社である。過去にも元社員による顧客からの金銭詐取事案が複数発覚しており、顧客対応や社内管理体制のあり方が問われてきた。

同じプルデンシャル・グループに属するプルデンシャル生命保険でも、2026年1月に社員・元社員約100人が顧客約500人から計約31億円をだまし取るなどの不適切な行為が発表され、社長が引責辞任に追い込まれた。金融庁はプルデンシャル生命に対し報告徴求命令を発出しており、グループ全体のコンプライアンス体制に厳しい目が向けられている。

揺らぐ生保業界への信頼

生命保険業界では、社員や元社員による顧客からの金銭詐取や不正行為が繰り返し問題となっている。業界特有の報酬体系や大量採用・大量離職に依存するビジネスモデル、コンプライアンス体制の不備が背景にあるとの指摘もある。顧客の信頼を基盤とする生命保険業において、こうした不祥事の連鎖は業界全体の信用に影を落としかねない状況だ。