FIFA(国際サッカー連盟)は21日、女子の最新世界ランキングを発表し、サッカー女子日本代表(なでしこジャパン)が前回発表時から3つ順位を上げ、5位となった。トップ5入りは2015年12月以来、約10年4カ月ぶりである。\n\n※画像はイメージです\n\n## 対米戦は1勝2敗も順位上昇\n\nなでしこジャパンは4月18日にアメリカとの第3戦に臨んだが敗れ、戦績は1勝2敗となった。それでもランキングポイントの計算上、前回から3ランクの上昇を果たした形だ。\n\nFIFAの女子ランキングは2003年6月に導入された制度で、各国代表チームの国際試合の成績をもとにポイントが算出される。なでしこジャパンの過去最高位は、2011年のワールドカップ優勝直後に記録した3位で、2014年まで維持していた。しかし、その後は世代交代やリオ五輪予選敗退などの影響で低迷期を迎え、一時はトップ10圏外に落ちることもあった。\n\n## 近年の復調の流れ\n\n近年のなでしこジャパンは復調傾向にある。2023年のワールドカップではベスト8に進出し、2024年2月のシービリーブスカップでは世界ランキング1位のアメリカを破って優勝を果たした。2025年12月にはデンマーク人のニルス・ニールセン氏が監督に就任し、チームの再建が進められている。\n\n今回の5位浮上は、こうした積み重ねの成果といえる。かつて澤穂希選手らが活躍した黄金時代以降、長く続いた低迷期を脱し、再びトップ5に返り咲いた意義は大きい。\n\n## 世界的に注目高まる女子サッカー\n\n女子サッカーは世界的に人気が拡大している。ニールセン・スポーツとペプシコのレポートによると、世界の女子サッカーファンは2030年までに5億人から8億人以上に増加すると予測されている。中国、ブラジル、インドなどの市場で勢いがあり、イギリスでもEURO 2022優勝を機にファンの関心が急上昇した。\n\n一方、競技人口には国ごとに大きな差がある。アメリカは協会登録選手数が約167万人と突出しており、日本では男子サッカーとの競技人口比が約10対1とされている。なでしこジャパンの今回のランキング上昇が、国内の女子サッカーへの関心をさらに高める契機となるか注目される。