米ギャラップ社、約90年続いた大統領支持率調査を終了へ
要約
1938年のルーズベルト政権時代から約90年続いてきた米ギャラップ社の大統領支持率調査が2026年から終了する。同社は「独自の貢献ができる分野ではなくなった」と説明している。
約90年の歴史に幕
米世論調査会社ギャラップが、約90年にわたって実施してきた大統領支持率調査を取りやめることが明らかになった。複数の米メディアが2026年2月11日に報じた。ギャラップは政治家個人の支持率や好感度を測る調査を2026年から終了する一方、その他の世論調査は引き続き実施するとしている。
ギャラップの大統領支持率調査は1938年、フランクリン・ルーズベルト大統領の時代に始まった。以来、歴代大統領の国民からの評価を定点観測する指標として、米国政治において重要な役割を果たしてきた。
歴代大統領の支持率記録
長い調査の歴史の中で、在任中の平均支持率が最も高かったのはジョン・F・ケネディ大統領(1961〜63年)で、70.1%を記録した。一方、最も低かったのはドナルド・トランプ大統領の1期目(2017〜21年)で、41.1%だった。
ギャラップが最後に実施した調査は2025年12月のもので、2期目を務めるトランプ氏の支持率は36%だった。
終了の理由と反応
ギャラップは米紙USAトゥデーの取材に対し、様々な機関による同様の調査が数多く実施されていることを挙げ、「ギャラップが最も独自の貢献ができる分野ではなくなった」と説明した。
一方、トランプ大統領は自身の支持率が低迷している世論調査について「偽りで不正」だと主張しており、調査結果を刑事罰の対象とし、何らかの手段を講じる可能性にも言及している。ギャラップの決定がトランプ大統領からの圧力によるものかどうかは明らかになっていない。
ギャラップが大統領支持率調査を開始
ルーズベルト政権時代に始まり、以後約90年にわたり歴代大統領の国民的評価を記録し続けた。
最後の大統領支持率調査を実施
トランプ大統領(2期目)の支持率は36%。これがギャラップによる最後の大統領支持率調査となった。
調査終了が報道される
複数の米メディアが一斉に報道。ギャラップは政治家個人の支持率調査を取りやめるが、その他の世論調査は継続する。