JR宝塚線で遮断機下りず電車6本が通過、制御装置の故障が原因
要約
2月14日始発から川西池田駅付近の踏切で遮断機が作動しないまま上り電車6本が走行し、7両編成の運転士が異常に気づき非常停止した。JR西日本は17日、制御装置の故障が原因と発表した。
JR西日本安全対策踏切運行トラブル鉄道
始発から6本、遮断機なしで通過
JR宝塚線(福知山線)の川西池田駅付近の踏切で、遮断機が下りていない状態のまま上り電車6本が走行していたことが明らかになった。JR西日本は2月17日、踏切の制御装置の故障が原因だったと発表した。けが人は出ていない。
2月14日午前6時20分ごろ、新三田発大阪行き普通電車(7両編成)の運転士が、川西池田駅を出発して約130メートルの地点で、踏切の遮断機が下りていないことに気づいた。運転士は直ちに非常停止の措置をとった。
その後の調査で、同日の始発から数えて計6本の上り電車が、遮断機が作動しない状態で同踏切を通過していたことが判明した。
下り電車では正常に作動
今回の故障では、下り電車の通過時には踏切が正常に作動していた。上り方向のみ遮断機が動作しないという状態が、始発から数時間にわたって続いていたことになる。
JR西日本は制御装置の故障が原因と説明しているが、故障した装置の具体的な機種や故障の詳しいメカニズムについては明らかにしていない。
JR西日本「非常に重く受けとめる」
JR西日本の担当者は「非常に重く受けとめ、再発防止にしっかりと取り組んでいく」とコメントした。具体的な再発防止策の内容については現時点で公表されていない。
JR宝塚線は、2005年に107名が死亡した福知山線脱線事故が起きた路線でもある。安全対策の徹底が求められてきた同路線で、踏切の制御装置が故障し、始発から複数の電車が遮断機なしで通過していた事態は、インフラ保守のあり方に改めて課題を突きつけている。