日本将棋連盟、妊娠・出産時の対局調整を中間報告 不戦敗規定は削除
要約
妊娠・出産で女流タイトル戦が事実上の不戦敗となる規定を削除し、日程や場所の調整を可能な限り行う方針が示された。福間香奈女流六冠の要望書を受けて発足した検討委が中間報告をまとめた。
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検討委が中間報告を発表
日本将棋連盟が設置した「公式戦番勝負対局規定検討委員会」は31日、妊娠・出産時の対局に関する中間報告を発表した。妊娠した対局者が希望すれば日程や対局場所の変更を検討し、可能な限り調整する方針を示した。
原則として妊娠14週までに連盟の専用窓口へ申請するよう求め、日程調整ができない場合には翌期に特別の地位を付与する案を示した。来期の挑戦者決定戦などから出場できる「スーパーシード」の扱いを最終報告に盛り込めるかどうかも検討している。
検討委は弁護士、産婦人科医、女流棋士らで構成され、最終報告は4月末までにまとめる予定だ。
福間女流六冠の要望書が契機
見直しの契機は、昨年12月に福間香奈女流六冠(34)が提出した規定見直しの要望書だった。福間女流六冠は中間報告を受け、「今後、具体的にどのような対応がなされるのか、引き続き注視したい」とコメントした。