2026/4/1
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社会

取り調べで「検察敵視は反社」発言の検事、東京高検が不起訴処分に

要約

東京地検特捜部の検事が詐欺事件の被告を取り調べた際に不適正な発言をしたとして刑事告訴されていた問題で、東京高検は30日、特別公務員暴行陵虐容疑での告訴に対し嫌疑不十分で不起訴とした。最高検が取り調べの不適正性を認定しながらも、検事への人事処分は行われていない。

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東京高検が不起訴を発表

太陽光発電関連会社テクノシステム(東京)の生田尚之被告に対する取り調べで不適正な発言をしたとして刑事告訴されていた東京地検特捜部所属の検事について、東京高検は30日、特別公務員暴行陵虐容疑で嫌疑不十分の不起訴処分としたことを明らかにした。

この検事は現在、大阪高検検事に異動している。石山宏樹・東京高検次席検事は「指導を要する検察権行使であったかという問題と、犯罪行為にあたり違法であるかの問題は別だ」と説明した。

取り調べで「反社」「家族が不幸に」

生田被告は2021年に詐欺容疑などで逮捕・起訴された。取り調べの中で、検事は「検察庁を敵視するってことは、反社や」「みんな不幸になるんやで、あなたの家族」などと発言していたことが明らかになっている。

最高検察庁は2022年、この取り調べについて「不適正な点があった」と認定した。しかし、検事に対する人事上の処分は行われていない。

生田被告には懲役11年の判決

生田被告をめぐっては今月、東京地裁が懲役11年の判決を言い渡している。

最高検が不適正と認定しながらも人事処分がなく、刑事告訴に対しても不起訴となったことで、検察内部での自浄作用のあり方が改めて問われることになる。