トランプ大統領「イランは壊滅的打撃、取引望んでいる」と改めて主張
要約
トランプ米大統領がフロリダ州で記者団に対し、イランが「壊滅的な打撃を受けており、取引をしたがっている」と述べた。2月末の大規模軍事攻撃後、米国は攻撃停止期限を延長しながら外交解決を模索している局面での発言となる。
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トランプ大統領、イランへの圧力姿勢を強調
トランプ米大統領は南部フロリダ州で記者団に対し、「イランは壊滅的な打撃を受けており、取引をしたがっている」と改めて主張した。
この発言は、2月28日に米国とイスラエルがイランに対して実施した大規模軍事攻撃の後、交渉局面が続く中でのものである。トランプ大統領は攻撃を「エピック・フューリー(壮絶な怒り)作戦」と命名し、イランの核施設や軍事インフラに大きな損害を与えたとしている。
軍事行動から外交へ、揺れる対イラン政策
3月初頭の攻撃実施後、トランプ政権の姿勢は軍事行動から外交的解決の模索へと転換した。ウィットコフ特使と娘婿のジャレッド・クシュナー氏がイラン指導部と直接協議を重ね、攻撃期限を複数回延長。現在は4月6日まで攻撃を停止する方針を示している。
トランプ大統領は「イランの指導部は新しいグループだ」とも述べ、ハメネイ師死亡後に発足した新体制を「体制転換だ」と評価している。
交渉は難航、先行き不透明
一方で、交渉の行方は見通せない状況が続く。イラン側は米国の停戦案を拒否し、ホルムズ海峡の「主権」など5項目を逆提案している。米国側は15項目の和平案を提示して協議を続けているが、イラン国内では強硬派が実権を握っているとの分析もあり、合意に至る道筋は依然として不透明である。
トランプ大統領が繰り返し「イランは取引を望んでいる」と発言する背景には、交渉を有利に進めたいという意図があるとみられるが、双方の主張には大きな隔たりが残されている。