元幕内・剣翔が引退会見「相撲から離れるのはさみしい」 今後は焼肉店経営へ
要約
大相撲の元幕内・剣翔が両国国技館で現役引退の記者会見を行い、長年の土俵生活への思いを語りました。今後は日本相撲協会を離れ、自身が社長を務める焼肉店の経営に専念します。
大相撲の元幕内力士・剣翔(34、本名・安彦剣太郎)が14日、東京・両国国技館で引退会見を行った。会見では「この先、本気で相撲を取ることがない。寂しい気持ちが一番」と心境を吐露し、12年にわたる土俵人生に別れを告げた。
初土俵から幕内へ、駆け抜けた12年
東京都葛飾区出身の剣翔は、埼玉栄高校、日本大学を経て平成26年(2014年)初場所で初土俵を踏んだ。追手風部屋に所属し、序ノ口・序二段・幕下と各段で優勝を重ねるスピード出世を果たす。2016年1月に新十両へ昇進し、2019年9月場所で念願の新入幕。新入幕の場所では10勝を挙げ、敢闘賞を受賞した。
しかし近年は左膝などの怪我に苦しみ、成績は低迷。今年の春場所では十両で15戦全敗に終わり、来場所の幕下降格が確実となったことが引退の決断につながった。剣翔は現役中の結婚式について「関取じゃないとできない」と語っており、春場所で関取の地位にとどまることを目指していたが、その願いはかなわなかった。
協会には残らず焼肉店経営に専念
引退後は日本相撲協会には残らず、23日付で自身が社長を務める焼肉店「桃松苑」の経営に専念する。6月6日には結婚披露宴とともに断髪式を行う予定である。
「相撲から離れるのはまだ信じられないしさみしい」。会見でそう語った剣翔の言葉には、長年打ち込んできた相撲への深い愛着がにじんでいた。
初土俵
平成26年初場所で追手風部屋から初土俵。その後、各段で優勝を重ねるなど、順調な滑り出しを見せた。
新十両昇進
初土俵からわずか2年で関取の座をつかみ、スピード出世として注目された。
新入幕・敢闘賞
新入幕の場所で10勝を挙げる活躍を見せ、敢闘賞を受賞。幕内力士としての地位を確立した。
春場所で15戦全敗
左膝の怪我に苦しみ、十両で全敗を喫した。幕下降格が確実となったことで現役引退を決断した。
引退会見
両国国技館で会見を開き「寂しい気持ちが一番」と心境を吐露。今後は実業家として焼肉店経営に携わる。