GMOインターネットグループ所属の嶋津雄大(26)が4月24日、モロッコで開催されたラバト・グランプリの男子5000メートル(視覚障害T13クラス)で14分3秒45の世界新記録を樹立し、優勝した。今大会がパラ陸上のデビュー戦であり、初戦でいきなり世界の頂点に立つ快挙を成し遂げた。\n\n※画像はイメージです\n\n## デビュー戦で従来記録を17秒以上更新\n\n従来の世界記録は2017年にモロッコの選手が樹立したもので、嶋津はこれを17秒24上回った。パラ陸上の国際大会における初レースで、いきなり大幅な記録更新を果たした形だ。\n\n## 箱根駅伝の実績を持つランナーがパラへ\n\n嶋津は創価大学時代に箱根駅伝へ4度出場し、2度の区間賞を獲得した実績を持つ。進行性の眼疾患である網膜色素変性症を患っており、視界の下部と両端が欠けている状態にある。\n\n現在も健常者の競技を継続しながら、パラリンピック出場を目指すという道を歩んでいる。健常者とパラの二刀流に挑む嶋津にとって、今回の世界新記録は大きな一歩となった。\n\n## ロサンゼルスへの道\n\n嶋津が目指すのは2028年ロサンゼルス・パラリンピックへの出場だ。視力低下が進む中でも、長距離ランナーとしての高い実力をパラ陸上の舞台で証明した。デビュー戦での世界新記録樹立は、今後の国際大会に向けた大きな弾みとなる。