2026/5/22
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経済

大卒就職率98%、女子は過去最高の98.7% 人手不足で高水準続く

要約

厚生労働省の調査によると、2026年3月卒の大学生の就職率は98%で、女子学生は過去最高の98.7%を記録した。深刻な人手不足を背景に、極めて高い水準での推移が続いている。

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厚生労働省は22日、2026年3月に卒業した大学生の就職率が4月1日時点で98%だったと発表した。短大等を含めた全体の就職率も98%で、前年同期と比較して増減はなかった。調査は全国112の大学や短期大学等を対象に実施された。\n\n

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\n\n## 女子大学生の就職率が過去最高を記録\n\n注目されるのは女子大学生の就職率で、98.7%と過去最高を記録した。人手不足を背景とした企業の旺盛な採用意欲が、高水準の就職率を支えている構図が鮮明となった。\n\n## 人手不足が押し上げる売り手市場\n\n厚生労働省は今回の結果について、「企業からは若い人材を採用したくてもできないという声が上がっている。人手不足を背景に就職率が高い水準で推移している」と分析している。\n\n少子高齢化に伴う生産年齢人口の減少が続く日本では、多くの業種で人材確保が経営課題となっている。企業側の採用意欲が学生の求人数を押し上げ、就職しやすい環境が維持されている状況だ。\n\n## 女子学生の就職率が示すもの\n\n女子大学生の就職率98.7%という数字は、過去の調査における最高値を更新するものである。かつては男女間で就職率に差が見られたが、近年はその差が縮小し、女子学生が男子学生を上回る傾向も指摘されてきた。\n\n企業が多様な人材を求める動きが広がるなか、女子学生の就職率は着実に上昇を続けてきた。今回の過去最高更新は、こうした流れを改めて裏付ける結果となった。\n\n全体として98%という就職率は極めて高い水準にある。人手不足という構造的な課題が続く限り、企業の採用意欲は今後も維持される見通しだが、若い人材の獲得をめぐる競争はさらに激しさを増すことになりそうだ。