「トケマッチ」元代表を再逮捕 バヌアツ旅券所持、ドバイ逃亡後に身柄確保
要約
高級腕時計シェアリングサービス「トケマッチ」の元代表が、顧客から預かった腕時計を横領した容疑で再逮捕された。元代表はドバイに逃亡していたが身柄が確保され、逮捕時にはバヌアツの旅券を所持していたことが判明した。
高級腕時計シェアリングサービス「トケマッチ」の運営会社の元代表らが、顧客から預かった腕時計を横領した容疑で再逮捕された。元代表はドバイに逃亡していたが身柄が確保され、逮捕時に南太平洋の島国バヌアツの旅券を所持していたことが明らかになった。
横領容疑で起訴、再逮捕へ
元代表らは、トケマッチの利用者から預かった高級腕時計を横領した容疑で起訴されている。捜査当局は今回、元代表を再逮捕した。
元代表はドバイに逃亡していたが、その後身柄が確保された。逮捕時にバヌアツの旅券を所持していたことが判明しており、捜査当局は国外逃亡を継続する意図があったとみている。
バヌアツ旅券の背景
バヌアツは市民権・旅券販売制度を運営しており、一定の金額を支払うことで市民権と旅券を取得できる仕組みが存在する。元代表がこの制度を通じて旅券を入手した経緯については、今後の捜査で明らかになるとみられる。
ドバイは富裕層や逃亡者の「避難所」として国際的に知られており、元代表の逃亡先となった背景にはこうした事情があるとみられる。
事件の経緯
トケマッチは、ロレックスやオメガなどの高級腕時計をオーナーから預かり、利用者にレンタルするシェアリングサービスとして運営されていた。報道によれば、実態は預かった時計の大多数が転売され、オーナーに返却されない状態が続いていたとされる。
複数のメディア報道では、被害者は約650人、被害総額は28億円以上に上るとされている。元代表は2024年1月末のサービス終了と同日にドバイへ出国し、同年3月に国際刑事警察機構(ICPO)の国際手配を受けた。2025年12月にUAE当局により身柄が確保され帰国後、逮捕されていた。