2026/4/1
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国際

香港紙「リンゴ日報」創業者ジミー・ライ氏に拘禁刑20年、息子「実質的な終身刑」と非難

要約

* **判決:** 香港紙「リンゴ日報」創業者・**黎智英(ジミー・ライ)氏**(**78歳**)に国安法違反などで**拘禁刑20年** * **家族の反応:** 息子の**崇恩(セバスチャン)さん**が「実質的な終身刑」とオンライン会見で非難 * **健康懸念:** 娘の**采(クレア)さん**が黎氏の健康悪化と収容環境の問題を指摘 * **国際反応:** **英政府**が**2月9日**に声明を発表 * **背景:** 「リンゴ日報」は**2021年**に廃刊、香港の報道の自由をめぐる象徴的事件

ジミー・ライ人権問題国家安全維持法報道の自由香港

香港紙「リンゴ日報」創業者の黎智英(ジミー・ライ)氏78歳)が、香港国家安全維持法(国安法)違反などの罪で拘禁刑20年を言い渡された。英国籍を持つ黎氏への重い量刑に対し、家族や国際社会から強い非難の声が上がっている。

息子「実質的な終身刑」と批判

黎氏の息子・崇恩(セバスチャン)さん2月9日、オンライン会見を開き、判決について「実質的な終身刑だ」と強く批判した。崇恩さんは「打ちのめされている」と心境を語る一方、「父は自らの信念、自由と民主主義、そして香港の人たちのために、与えられるすべてのものを捧げてきた」と述べ、「父は正しいことをしている。私はそのことをとても誇りに思う」と語った。

娘が健康悪化を訴え

黎氏の娘・采(クレア)さんも会見に参加し、黎氏の健康状態が悪化していることや、収容環境が健全ではないと指摘した。采さんは「中国が正義にのっとった、人道的なことをして賢明さを示し、父が一刻も早く解放されることを願っている」と訴えた。

英政府も声明発表

英政府2月9日、判決を受けて声明を発表した。黎氏は英国籍を保有しており、英国としての立場を示した形である。

「リンゴ日報」廃刊から続く弾圧

黎氏が創業した香港紙「リンゴ日報」は、2021年に廃刊に追い込まれていた。国安法のもとで黎氏は逮捕・起訴され、今回の判決に至った。78歳という高齢での20年の拘禁刑は、国際人権団体からも厳しい批判を受けている。