2026/4/1
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社会

和光大名誉教授・最首悟氏が死去、89歳 水俣病調査や障害者支援に尽力

要約

* **死去:** 和光大名誉教授の最首悟氏が2月8日、肺炎のため89歳で死去した * **全共闘運動:** 1960年代に東京大学助手として全共闘運動に参加した * **水俣病調査:** 1970年代に熊本県で水俣病の調査活動に従事した * **障害者支援:** 重度障害のある娘との生活を通じ、障害者支援活動に取り組んだ * **相模原事件:** 2016年の障害者施設殺傷事件後、植松聖死刑囚と面会や書簡交換を続けた

全共闘運動和光大学水俣病相模原事件障害者支援

最首悟氏が89歳で死去

和光大名誉教授の最首悟(さいしゅ・さとる)氏が2月8日、肺炎のため死去した。89歳だった。葬儀は近親者で行われる。

最首氏は東京大学に入学し、1960年代には助手の立場で全共闘運動に参加。1970年代には熊本県に赴き、水俣病の調査活動に従事した。

障害のある娘との生活が原点に

最首氏は重度障害のある娘とともに生活し、その経験を出発点として障害者の支援活動に長年にわたり取り組んだ。学問と実践の両面から、社会の周辺に置かれた人々の問題に向き合い続けた。

相模原事件の加害者と対話

2016年に相模原市で発生した障害者施設殺傷事件の後、最首氏は植松聖死刑囚との面会や手紙のやりとりを継続した。自らも障害のある娘を持つ立場から、事件が投げかけた問いに正面から向き合う姿勢を示した。

全共闘運動から水俣病調査、障害者支援に至るまで、社会の中で見過ごされがちな問題に一貫して取り組み続けた生涯であった。