2026/4/1
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社会

ニデックTOB巡るインサイダー取引事件、5人目の逮捕者 東京地検が会社役員を摘発

要約

* **逮捕:** 東京地検特捜部が会社役員・伊東一輝容疑者(38)を金融商品取引法違反の疑いで逮捕 * **容疑:** ニデックによる牧野フライス製作所へのTOB公表前に同社株を買い付けたインサイダー取引 * **事件規模:** 今回の逮捕で同事件の逮捕者は5人目に * **既逮捕者:** 三田証券元取締役・仲本司容疑者(52)や会社役員・松木悠宣容疑者(44)らが先行して逮捕されている

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5人目の逮捕、会社役員の伊東容疑者

東京地検特捜部は2026年2月10日、ニデックによる牧野フライス製作所へのTOB(株式公開買い付け)を巡るインサイダー取引事件で、会社役員の伊東一輝容疑者(38)を金融商品取引法違反(インサイダー取引)の疑いで逮捕した。この事件での逮捕者は5人目となる。

伊東容疑者は、ニデックによるTOBの公表前に牧野フライス製作所の株式を買い付けた疑いが持たれている。

三田証券元幹部ら既に逮捕

同事件では、これまでに三田証券の元取締役投資銀行本部長・仲本司容疑者(52)や会社役員の松木悠宣容疑者(44)らが逮捕されている。三田証券はニデックのTOBに関与していた証券会社で、仲本容疑者はTOBに関する未公表情報に接触し得る立場にあったとみられる。

5人の逮捕者のうち、伊東容疑者、仲本容疑者、松木容疑者の3人の氏名が明らかになっており、残る2人の詳細は公表されていない。

大型TOBの裏で広がった不正

ニデックによる牧野フライス製作所に対するTOBは、特捜部の捜査により複数の関係者が公表前の情報を利用し、牧野フライス株を不正に取得していた実態が次々と明らかになっている。逮捕者が5人に達したことで、事件の組織的な広がりが浮き彫りとなった形だ。東京地検特捜部は引き続き全容の解明を進めるとみられる。