2026/4/1
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国際

台湾・頼総統「防衛は待てない」 野党抵抗で予算案審議入りできず早期可決訴え

要約

台湾の頼清徳総統が11日に会見を開き、野党多数の議会で審議入りできていない防衛予算案について「安全保障に猶予はない」と訴えた。予算案は8年間で約6兆2500億円規模にのぼる。

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頼総統「安全保障に猶予はない」

台湾の頼清徳総統は11日、会見を開き、野党の抵抗により審議入りできていない防衛予算案について早期の可決を訴えた。頼総統は「安全保障に猶予はない」「防衛は待てない、安全は待てない」と述べ、防衛力強化の緊急性を強調した。

防衛予算案は8年間でおよそ6兆2500億円を投じる内容だが、野党が議会で多数を占める現状において審議が進んでいない。

与野党の一致団結を呼びかけ

頼総統は会見で「防衛こそ、一致団結して対外的に臨むべきだ」とも発言し、党派を超えた協力を求めた。防衛予算案の成立には野党の協力が不可欠であり、総統自ら会見に臨んで世論に直接訴えかける異例の対応となった。

議会のねじれが壁に

台湾の議会では野党が多数を占めており、頼総統率いる与党側の政策推進にとって大きな障壁となっている。防衛予算案についても野党の抵抗が続いており、審議入りの見通しは依然として不透明な状況である。頼総統の呼びかけが局面を打開できるかが今後の焦点となる。