ケタミン約48キロをドイツから密輸未遂、税関押収量として過去最大 ルーマニア国籍の32歳を告発
要約
東京税関がルーマニア国籍の32歳の容疑者を関税法違反の疑いで検察庁に告発した。ドイツから密輸しようとしたケタミン約48キロは、全国の税関が1回で押収した量として過去最大規模となる。
国際犯罪摘発海外ニュース逮捕
税関1回の押収量として過去最大
東京税関は、ルーマニア国籍の32歳の容疑者を関税法違反の疑いで検察庁に告発した。容疑者はドイツからケタミン約48キロを日本国内に密輸しようとした疑いが持たれている。
全国の税関が1回の摘発で押収したケタミンの量としては過去最大規模となる。
麻薬指定のケタミン、大量密輸の背景
ケタミンはもともと麻酔薬として医療現場で使用されていたが、乱用の拡大を受けて2007年に日本国内で麻薬に指定された。近年は国際的にも濫用が問題視されており、国連麻薬委員会が各国に規制強化を呼びかけている。
これまで税関が1回で押収したケタミンの最大量は、2024年9月に門司税関がシンガポール経由で摘発した約42キロだった。今回の約48キロはこれを大きく上回り、記録を更新した。
多様化する密輸ルート
最近の摘発事例では、ケタミンの密輸ルートが多様化している実態が浮かび上がっている。ドイツやハンガリーなど欧州から直接持ち込むケースのほか、マレーシアやシンガポール、香港などアジアを経由するルートも確認されている。隠匿方法もスーツケースへの隠匿や国際郵便の利用など手口が巧妙化しており、水際での取り締まり強化が課題となっている。