2026/4/1
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社会

富山県警の20代巡査長、勤務中にオンラインカジノで賭博し書類送検

要約

富山県警本部所属の20代男性巡査長が、海外のオンラインカジノサイトで賭博を行ったとして書類送検された。停職1カ月の懲戒処分を受け、依願退職している。

オンラインカジノコンプライアンス不祥事富山県懲戒処分

富山県警本部所属の20代男性巡査長が、海外のオンラインカジノサイトに接続して賭博を行ったとして書類送検された。富山県警は12日、同巡査長を停職1カ月の懲戒処分としたことを発表した。巡査長はすでに依願退職している。

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※画像はイメージです

勤務時間中にも賭博行為

巡査長は2024年11月から2025年1月ごろにかけて、海外のオンラインカジノサイトで賭博を行っていた。賭博は勤務時間中を含む期間に及んでおり、公務中の不適切行為としても問題視された。

巡査長は「始めはゲーム感覚だった。借金が増え、違法性を認識してもやり続けた」と話しており、違法と知りながら賭博を続けていたことを認めている。

県警が謝罪、信頼回復を誓う

富山県警の渡部高史首席監察官は「誠に遺憾で深くおわびする。指導をより一層徹底し、信頼回復に努める」とコメントした。

日本国内からのオンラインカジノ利用は刑法185条の賭博罪に該当し、明確な違法行為である。全国的にオンライン賭博事犯の摘発件数は増加傾向にあり、2024年には摘発者数が279人と過去最多を記録した。法の執行を担う警察官自身が賭博罪で摘発される事案は、兵庫県警でも2024年12月に警察官9人が書類送検されるなど相次いでいる。

ゲーム感覚から依存へ

巡査長の「始めはゲーム感覚だった」という供述は、オンラインカジノ利用者に共通する傾向を示している。スマートフォンやパソコンから手軽にアクセスできるオンラインカジノは、違法性の認識が薄いまま利用を始め、借金が膨らんでもやめられなくなるケースが少なくない。政府は2025年9月にオンラインカジノの広告・誘導行為自体を違法化する法改正を施行するなど、規制強化を進めている。