文科省、2040年までに高校の文系・理系割合を同等に 教育改革方針を近く公表
要約
2024年度の文科省推計では普通科最終学年の文系が45.6%、理系が27.1%と大きな偏りがある。近く公表される高校教育改革の基本方針(グランドデザイン)に、文理同割合の目標と将来的な文理区分廃止の方向性が盛り込まれる。
大学入試教育改革文部科学省理系人材高校教育
2040年に文理同割合を目指す
文部科学省が、高校普通科における文系と理系の生徒割合を2040年に同等とする目標を掲げた教育改革方針をまとめたことが、関係者への取材で明らかになった。将来的には文系・理系の区分そのものをなくすことを目指す。この方針は、近く公表予定の高校教育改革に関する基本方針(グランドデザイン)に盛り込まれる。
現状は文系が圧倒的多数
文科省の2024年度推計によると、普通科の最終学年における文系生徒の割合は45.6%、理系生徒は27.1%で、文系が理系を大きく上回っている。文理分けのない学校の生徒は27.2%だった。
文系と理系の間には約18ポイントもの差があり、この偏りの是正が改革の核心となる。
大学入試の変革が不可欠
文理分けの変革を実現するためには、私立大学の文系募集定員の多さや、科目数の少ない入試の変革が不可欠であると指摘されている。高校段階での文理選択は大学入試と密接に結びついており、高校教育の改革だけでは構造的な転換は難しい。大学入試制度を含めた包括的な見直しが求められる形だ。
文科省が文理割合を推計
普通科最終学年で文系45.6%、理系27.1%という偏りが明らかになった。
グランドデザイン公表予定
高校教育改革の基本方針として、文理同割合の目標や将来的な文理区分廃止の方向性を盛り込む。
文理同割合の達成目標
文系と理系の生徒割合を同等にし、最終的には文理の区分そのものの解消を目指す。