伊勢崎市飲酒運転3人死亡事故、被告に求刑通り懲役20年の判決
要約
群馬県伊勢崎市で2024年に発生した飲酒運転事故で、前橋地裁は13日、鈴木吾郎被告(71)に懲役20年の判決を言い渡した。裁判所は危険運転致死傷罪を認定し、親子3世代の命を奪った悪質性を重視した。
交通事故伊勢崎市危険運転致死傷罪裁判飲酒運転
群馬県伊勢崎市でおととし(2024年)、飲酒運転のトラックが対向車線にはみ出し家族3人が死亡した事故で、前橋地裁は13日午後3時、鈴木吾郎被告(71)に懲役20年の判決を言い渡した。検察側の求刑通りの判決となった。
裁判所が「危険運転」を認定
前橋地裁は、鈴木被告の運転行為を危険運転致死傷罪に該当すると認定した。検察側は、事故後の採血で被告から多量のアルコールが検出されたことを根拠に危険運転致死傷罪を適用し、懲役20年を求刑していた。
一方、弁護側は飲酒運転を争い、過失運転致死傷罪が適用されるべきだと主張していたが、裁判所はこれを退けた。
親子3世代が犠牲に
事故では、塚越正宏さん(当時53歳)、その息子の塚越寛人さん(同26歳)、寛人さんの息子で正宏さんの孫にあたる塚越湊斗君(同2歳)の3人が死亡した。祖父、父、孫という親子3世代が一度に命を奪われる痛ましい事故であった。
当初は過失運転致死傷罪で起訴
本事件をめぐっては、当初、前橋地検が過失運転致死傷罪で鈴木被告を起訴していた。その後、遺族による署名活動などを経て、より重い危険運転致死傷罪へと訴因が変更された経緯がある。