2026/4/1
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国際

中国外務省、日本による中国漁船拿捕で「公正な法執行」と船員の安全確保を要請

要約

水産庁が長崎県沖のEEZで中国漁船を拿捕したことを受け、中国外務省の林剣副報道局長が13日の記者会見で日本側に公正な法執行と船員の権益保護を求めた。日中間の漁業問題が改めて焦点となっている。

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中国外務省が日本側に船員の安全確保を要求

日本の水産庁が長崎県沖の排他的経済水域(EEZ)で中国漁船を拿捕した件について、中国外務省の林剣副報道局長は13日の定例記者会見で、日本側に対し公正な法執行と船員の保護を求めた。

林氏は外国メディアの質問に答える形で「日本側が公正に法を執行し、中国の船員の安全と合法的な権益を守るよう希望する」と述べた。

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※画像はイメージです

抑制的ながらも明確な要求

林氏の発言は、拿捕そのものに対する直接的な抗議や非難の表現は避けつつも、船員の安全と権益の保護という具体的な要求を明確にしたものである。中国側が自発的に声明を出したのではなく、外国メディアからの質問に応じる形で見解を示した点も注目される。

日中間のEEZ漁業問題

長崎県沖のEEZにおける中国漁船の拿捕は、日中間の漁業をめぐる長年の懸案を改めて浮き彫りにした。日本のEEZ内での外国漁船の違法操業は、水産資源の管理や両国の外交関係に影響を及ぼす問題として、繰り返し取り上げられてきた。

今回の中国外務省の反応は、拿捕の事実を受け止めたうえで法執行の公正さを求めるという姿勢を示しており、今後の日本側の対応や両国間の協議の行方が注視される。