2026/4/1
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国際

タクシン派野党がアヌティン首相の連立政権に合流、総選挙後の新体制固まる

要約

2月8日の下院総選挙を経て、タクシン元首相派のタイ貢献党が保守派「タイの誇り党」主導の連立政権への参加で合意した。下院での首相指名選挙でアヌティン氏の再選を支持する方針も確認された。

タイ

タクシン派が連立参加で合意

タクシン元首相派の野党タイ貢献党が、アヌティン首相率いる保守派与党「タイの誇り党」主導の連立政権に参加することで合意した。2月13日、アヌティン氏と貢献党はバンコクで共同記者会見を開き、下院での首相指名選挙でアヌティン氏の再選を支持する方針を確認した。

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※画像はイメージです

タイでは2月8日に下院総選挙(定数500議席)が実施されたばかり。選挙後の政権枠組みをめぐる各党間の交渉が続いていたが、かつて対立関係にあった保守派とタクシン派が手を組む形で新たな連立の構図が固まった。

アヌティン首相「持続可能な未来へ」

共同記者会見でアヌティン氏は「両党の質の高い人材はタイを持続可能な未来へ導く十分な能力を備えている」と述べ、連立政権の安定性と実行力に自信を示した。

タイの政治では、保守派とタクシン派は長年にわたり対立を繰り返してきた。タクシン元首相は地方や低所得層を支持基盤として影響力を持ち、一方の保守派は軍や官僚機構との結びつきが強い。両勢力が連立を組むことは、タイ政治における注目すべき展開となる。

今後の焦点は首相指名選挙

今後は下院での首相指名選挙が焦点となる。貢献党がアヌティン氏の再選支持を表明したことで、同氏の続投に向けた基盤が整いつつある。ただし、連立政権の具体的な構成や閣僚配分、他の参加政党の動向など、政権の全体像にはなお不透明な部分が残されている。