小泉防衛相、英伊国防相と会談 次期戦闘機GCAP契約締結へ最終調整
要約
ミュンヘン安全保障会議に合わせ、小泉防衛相が英伊両国の国防相やNATO事務総長と相次いで会談。2035年配備を目指す次期戦闘機の開発体制構築が大詰めを迎えている。
英伊国防相と相次ぎ会談、GCAP進捗を確認
ドイツを訪問中の小泉進次郎防衛相は現地時間13日、英国のヒーリー国防相、イタリアのクロセット国防相とそれぞれ会談し、日英伊3カ国で進める次期戦闘機開発計画「グローバル戦闘航空プログラム(GCAP)」の進捗状況を確認した。
GCAPは2035年の量産機配備を目標に掲げる共同開発計画で、開発を管理する国際機関「GIGO(ジャイゴ)」と、3カ国の合弁企業「エッジウィング」との契約締結に向けた最終調整が進んでいる。2025年11月には日英伊3カ国の防衛相が年内の契約完了を目指すと申し合わせており、今回の会談でも開発体制の早期確立に向けた協議が行われた。
NATOルッテ事務総長とも会談
小泉防衛相は同日、北大西洋条約機構(NATO)のルッテ事務総長とも会談した。日本、オーストラリア、ニュージーランド、韓国の4カ国で構成する「IP4」とNATOとの協力強化についても協議が行われた。
小泉防衛相はミュンヘン安全保障会議で講演し、「日本とNATOの関係は着実に進展している」と述べた。
防衛外交の加速
今回の一連の会談は、ミュンヘン安全保障会議の場を活用した多国間の防衛外交となった。GCAPの契約締結に向けた最終調整とNATO・IP4の協力強化という二つの課題を同時に進める形で、日本の安全保障政策における国際連携の深化が改めて示された。
日英伊防衛相が申し合わせ
3カ国の防衛相がGIGOとエッジウィングの年内契約完了を目指すことで合意した。
小泉防衛相が英伊国防相と会談
ドイツでヒーリー英国防相、クロセット伊国防相と個別に会談し、GCAP進捗を確認した。
NATO事務総長と会談・安保会議で講演
ルッテ事務総長とIP4協力を協議し、ミュンヘン安保会議では日NATO関係の進展を強調した。
次期戦闘機の量産機配備
GCAPが目指す最終目標。日英伊3カ国の防衛力強化の柱となる計画である。