2026/4/1
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国内

柏崎刈羽原発6号機、機器不具合で試験発送電を半日延期

要約

東京電力は14日、柏崎刈羽原発6号機で15日午後に予定していた試験発送電について、原子炉圧力容器内の中性子測定機器の不具合により半日程度遅れると発表した。

エネルギー政策原子力発電新潟県東京電力柏崎刈羽原発

中性子測定機器が動作せず

東京電力は14日、柏崎刈羽原発6号機で15日午後に予定していた試験的な発電・送電が半日程度遅れる見通しだと発表した。原子炉圧力容器内の中性子を測定する機器が動かなくなる不具合が発生し、対応に時間を要したことが原因である。

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※画像はイメージです

遅延により、試験発送電の実施は15日夜から16日朝頃にずれ込む見込みだ。

再稼働プロセスへの影響

柏崎刈羽原発6号機は1月20日に再稼働を開始し、2月9日には制御棒の引き抜きによって臨界に達していた。試験発送電は営業運転に向けた段階的なプロセスの一環として位置づけられている。

東京電力は不具合の具体的な原因や修復方法の詳細については明らかにしていない。

東電の経営と再稼働の意義

柏崎刈羽原発の再稼働は、福島第一原発事故から約15年を経て実現したものである。東京電力は福島第一原発の廃炉費用や被災者への賠償で巨額の負担を抱えており、柏崎刈羽の再稼働によって年間約1000億円の収支改善を見込んでいる。

新潟県の花角英世知事が2025年11月に再稼働を容認するまで、長年にわたる地元との調整が続いていた。再稼働の同意にあたっては、国による避難路整備の全額負担や除排雪体制の強化など7項目の確約が条件とされた。