秋吉台の山焼きで消防団員が死亡 美祢市、作業マニュアルの検証へ
要約
山口県美祢市の秋吉台で行われた恒例の山焼き中に、警備にあたっていた58歳の消防団員の衣服に火が燃え移り死亡した。同地では2017年にも死亡事故が起きており、市は当時策定したマニュアルを改めて検証する方針を示している。
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警備中の消防団員、衣服に引火し死亡
山口県美祢市の秋吉台で行われた恒例の山焼きの最中、警備にあたっていた消防団員の篠原直則さん(58)が死亡した。篠原さんは会社経営のかたわら消防団員として活動しており、作業中に衣服に火が燃え移ったという。
当時、現場には消防団員と消防職員あわせて約20人が警備にあたっていた。警察と消防が事故当時の詳しい状況を調べている。
2017年にも死亡事故、マニュアル策定も再発防げず
秋吉台の山焼きでは2017年にも男性が死亡する事故が発生している。この事故を受け、美祢市は見張りの人数を増やすなどの対策を盛り込んだ作業マニュアルを作成していた。
しかし今回、再び死亡事故が起きたことで、マニュアルの実効性が問われる事態となった。市は作業マニュアルの内容を改めて検証する方針を示している。
春の風物詩、安全管理に課題
秋吉台の山焼きは、国内最大級のカルスト台地の草原景観を保全するため、毎年2月に実施されている行事である。過去の事故を経てなお死亡事故が発生したことは、地域の伝統行事における安全管理のあり方に重い課題を突きつけている。