中国、米欧重視の外交を展開 対日強硬姿勢は崩さず
要約
中国の王毅外相は訪問先のドイツで米中関係の前途に楽観的な見方を示した。トランプ米政権に不満を持つ欧州諸国への接近を進める一方、日本に対しては引き続き強硬な姿勢を維持している。
中国日中関係王毅米中関係米欧関係
王毅外相「米中関係の前途は明るい」
中国が米国や欧州との関係を重視する外交を展開している。中国共産党政治局員を兼ねる王毅外相は14日、訪問先のドイツで「歴史は曲折を経て前進するものであり、中米関係の前途は明るい」と述べ、台湾問題や通商分野で摩擦を抱える米国との関係改善に前向きな姿勢を示した。
欧州への接近と対日強硬の二面性
中国の外交戦略で注目されるのは、トランプ米政権に不満を持つ欧州諸国への接近だ。王毅外相のドイツ訪問はその一環とみられ、大国間関係の再構築を図る中国の意図がうかがえる。
一方、日本に対しては強硬姿勢を崩していない。台湾や通商問題をめぐる日中間の摩擦は続いており、中国は対日圧力を維持する姿勢を示している。
多面的な外交戦略の行方
中国は米国との関係改善を模索しつつ、欧州との連携強化を図り、日本には圧力を維持するという多面的な外交を進めている。米欧を重視する姿勢と対日強硬路線の併存は、中国が地域ごとに異なるアプローチを使い分ける戦略的な外交を志向していることを示している。
王毅外相の一連の動きが今後の東アジアの安全保障環境にどのような影響を与えるか、各国の注視が続く。