2026/4/1
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国際

北朝鮮、ロシア派兵戦死者の遺族向け住宅街が完成 金正恩氏が竣工式に出席

要約

北朝鮮メディアが2月16日付で報じたところによると、ロシア派兵で死亡した兵士の遺族向け住宅街の竣工式が15日に行われ、金正恩総書記が出席した。金総書記は戦死者を「祖国の命令を守り命を捧げた」と称え、遺族の生活保障を「党と政府の崇高な使命」と述べた。

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ロシア派兵の戦死者遺族に住宅を提供

朝鮮労働党の機関紙は2026年2月16日付で、ロシアへの派兵で死亡した兵士の遺族が暮らす住宅街の竣工式が前日の15日に行われたと報じた。金正恩総書記が竣工式に出席し、娘のジュエ氏も同行した。

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※画像はイメージです

金総書記は式典で、戦死した兵士について「どんな報酬も願わず祖国の命令を守り貴重な命を捧げて戦った」と述べ、その犠牲を称えた。

遺族支援を「党の使命」と強調

金総書記はさらに、遺族の生活について「最後まで責任を持ち真心を尽くして見守るのは党と政府の崇高な使命」と発言し、国家として遺族の生活を保障する姿勢を示した。

住宅街の具体的な所在地や規模、対象となる遺族の人数などの詳細は明らかにされていない。また、ロシアへの派兵における戦死者の正確な人数も公表されていない。

娘ジュエ氏の同行が持つ意味

竣工式に金総書記の娘であるジュエ氏が同行したことも注目される。ジュエ氏は近年、金総書記の公式行事への同行が相次いでおり、今回の遺族向け式典にも姿を見せた。

北朝鮮がロシアへの派兵事実を公式に認める形で遺族向け住宅街の竣工式を大々的に報じたことは異例の対応といえる。戦死者の具体的な規模や派兵の詳細については依然として明らかにされておらず、今回の報道が北朝鮮メディアによるものであることから、独立した検証は困難な状況にある。