「ルフィ」広域強盗事件の幹部に無期懲役、東京地裁が判決
要約
フィリピンを拠点にSNSで実行犯を募り、全国で強盗を繰り返した「ルフィ」グループの幹部に対し、東京地裁が16日、無期懲役の判決を言い渡した。2022年から2023年にかけて高齢者を狙った組織的犯行が相次ぎ、東京都狛江市では90歳女性が死亡する事件も発生していた。
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東京地裁、幹部に無期懲役を言い渡す
「ルフィ」と呼ばれる広域強盗事件グループの幹部とされる男性に対し、東京地方裁判所は16日、無期懲役の判決を言い渡した。
同事件は、フィリピンの収容施設に拠点を置く指示役が「ルフィ」「キム」などの偽名を使い、日本国内の実行犯に遠隔で犯行を指示していたとされる。SNSを通じて「闇バイト」として実行犯を募集し、秘匿性の高いメッセージアプリで指令を出す手口が社会に大きな衝撃を与えた。
社会を震撼させた広域強盗事件
グループによる犯行は2022年から2023年にかけて集中的に行われ、東京都狛江市では90歳の女性が死亡する強盗致死事件も発生した。指示役と実行犯が直接接触しない階層構造や、高齢者・資産家の名簿を事前に入手するなど、計画的かつ組織的な犯行が特徴であった。
従来の暴力団による犯罪とは異なり、SNSで不特定多数から実行犯を集める「新型組織犯罪」として、捜査当局は対応を迫られてきた。
無期懲役判決の意味
今回の無期懲役判決は、広域強盗事件の組織的・計画的な性質と被害の重大性を反映したものといえる。検察の求刑内容や弁護側の主張、被告人が控訴するかどうかについては現時点で明らかになっていない。