広島カープ・羽月隆太郎選手を起訴 指定薬物エトミデート使用で
要約
広島地検は17日、医薬品医療機器法違反(指定薬物の使用)でプロ野球・広島東洋カープの羽月隆太郎容疑者(25)を起訴した。使用が問われているエトミデートは「ゾンビたばこ」と呼ばれ、若年層を中心に乱用が広がっている。
広島地検が羽月容疑者を起訴
広島地検は17日、プロ野球・広島東洋カープの羽月隆太郎容疑者(25)を医薬品医療機器法違反(指定薬物の使用)で起訴した。起訴理由は、指定薬物であるエトミデートを使用した疑い。
エトミデートは「ゾンビたばこ」とも呼ばれる薬物で、海外では麻酔導入薬として医療用に使われる成分だが、日本国内では未承認であり、2025年5月に指定薬物に指定されている。
逮捕から起訴までの経過
羽月容疑者は2026年1月27日、2025年12月16日ごろのエトミデート使用の疑いで逮捕されていた。逮捕当初は「使った覚えはありません」と容疑を否認していたが、その後、使用を認める供述に転じていた。
エトミデートが指定薬物に
厚生労働省が国内未承認の医薬品成分エトミデートを指定薬物に指定し、使用・所持が違法となった。
エトミデート使用の疑い
羽月容疑者がこの時期にエトミデートを使用したとされる。
羽月容疑者を逮捕
広島県警が医薬品医療機器法違反の疑いで逮捕。当初は容疑を否認していた。
広島地検が起訴
使用を認める供述を経て、広島地検が正式に起訴に踏み切った。
球団は活動停止措置
羽月容疑者は宮崎県出身で、2018年のドラフト会議で広島カープから7巡目指名を受けて入団した。内野手・外野手として、昨季はキャリアハイとなる17盗塁を記録し、代走の切り札として存在感を示していた。事件を受け、現在は野球活動を停止している。
エトミデート蔓延が社会問題に
エトミデートは電子タバコのリキッドに加工して吸引する形態で広がっており、過剰摂取により手足がけいれんし泥酔したような状態になることから「ゾンビたばこ」と呼ばれている。2025年5月から9月末までに全国で14件の摘発があり、若年層を中心に乱用が広がっている実態が指摘されている。
医薬品医療機器法における指定薬物の使用は、5年以下の懲役及び500万円以下の罰金が科される可能性がある。