ルビオ米国務長官がハンガリー訪問、4月総選挙でオルバン首相続投を支持
要約
ルビオ米国務長官が2月16日にハンガリーを訪問し、オルバン首相との会談で2国間関係は「黄金時代を迎えている」と表明した。4月の総選挙を前に現職指導者への支持を公然と示す異例の対応となった。
ルビオ氏、オルバン首相と会談
ルビオ米国務長官は2月16日、ハンガリーの首都ブダペストを訪問し、オルバン首相と会談した。ルビオ氏はブダペストでの記者会見で、米ハンガリーの2国間関係について「黄金時代を迎えている」と述べ、4月に総選挙を控えるオルバン氏の続投を支持する姿勢を明確にした。
ルビオ氏は前日の2月15日にはスロバキアも訪問しており、中欧諸国を相次いで歴訪する形となった。
総選挙を前にした異例の姿勢表明
ハンガリーでは4月に総選挙が予定されている。米国の国務長官が選挙を目前に控えた国を訪問し、現職指導者への支持を公然と表明するのは異例の対応である。
オルバン首相は2010年から長期にわたって政権を率いてきたが、近年は新興野党ティサ党の台頭により、世論調査で与党フィデスを下回る結果も出ている。こうした状況下でのルビオ氏の訪問は、トランプ政権がオルバン氏との関係を重視していることを改めて示すものだ。
米国とハンガリーの接近
トランプ政権とオルバン政権は、保守的な政治路線で思想的に近い立場にあるとされる。オルバン氏はEU内ではロシア産エネルギーの購入継続やウクライナ支援への消極的姿勢で孤立する場面もあるが、米国との関係強化を進めてきた。
一方、EUはオルバン政権下での民主主義の後退を懸念しており、米国がオルバン氏を明確に支持する姿勢はEUとの立場の違いを浮き彫りにしている。
ルビオ国務長官がスロバキアを訪問
中欧諸国歴訪の一環としてスロバキアを訪問。トランプ政権の中欧重視姿勢を示す動きとなった。
ハンガリーでオルバン首相と会談
ブダペストでの記者会見で2国間関係は「黄金時代を迎えている」と発言し、オルバン氏の続投支持を明確にした。
ハンガリー総選挙
オルバン与党フィデスと新興野党ティサ党の接戦が予想される。世論調査ではティサ党がフィデスを上回る結果も出ている。