大手商社の40代社員、米海軍横須賀基地への不法侵入容疑で捜査
要約
東京都内の大手総合商社に勤務する40代の日本人男性が、米海軍横須賀基地に不法侵入した疑いで、神奈川県警が刑事特別法違反容疑で捜査していることが19日に判明した。男性はイラク駐在中で、県警は帰国後に事情聴取し立件する方針。
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大手商社社員が米軍基地に不法侵入か
東京都内の大手総合商社に勤務する40代の日本人男性が、米海軍横須賀基地(神奈川県横須賀市)に不法侵入した疑いがあるとして、神奈川県警が日米地位協定に基づく刑事特別法違反の疑いで捜査していることが19日、捜査関係者への取材でわかった。
侵入があったとされるのは昨年10月ごろ。男性は基地への入構に必要なIDカードのようなものを使用したとみられ、県警はIDカードが偽造された可能性があるとみて入手経路を調べている。男性は現在イラクに駐在しており、県警は帰国後に事情聴取を行い、同法違反容疑で立件する方針だ。
基地侵入の経緯は不明
現時点で、男性がどのような目的や動機で基地内に侵入したのかは明らかになっていない。男性が所属する商社の具体的な社名も公表されていない。
米海軍横須賀基地は米海軍の西太平洋における主要拠点であり、入退場には厳格な身分証管理や手荷物検査が実施されている。部外者立入禁止区域も厳密に管理されており、こうしたセキュリティ体制のもとで外部の人間がどのように侵入したのかが、今後の捜査の焦点となる。
刑事特別法による立件へ
刑事特別法は、日米地位協定の実施に伴い制定された法律で、米軍施設への正当な理由のない立ち入りを禁じている。通常の刑法上の住居侵入罪ではなく、同法が適用される点が本件の特徴である。
県警は男性の帰国時期を見据えながら捜査を進めており、事情聴取を経て正式な立件に踏み切る構えだ。