ブラジル国籍の男3人逮捕、「CANインベーダー」使用か 1都7県で高級車約50台被害
要約
警視庁などは千葉県浦安市でランドクルーザーを盗んだ疑いでブラジル国籍の男3人を逮捕した。容疑者らの関係車両から車載システムに不正侵入する機器「CANインベーダー」が押収され、昨年2月以降1都7県で発生した約50台の高級車窃盗事件との関連が捜査されている。
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ブラジル国籍の男3人を逮捕
警視庁、茨城県警、埼玉県警は、千葉県浦安市の住宅からトヨタ自動車の「ランドクルーザー」1台(時価約850万円)を盗んだとして、ブラジル国籍の男3人を窃盗の疑いで逮捕した。逮捕されたのは茨城県常総市在住の職業不詳、ペルドモ・エメルソン・ルイス容疑者(46)ら3人で、いずれも容疑を否認している。
逮捕容疑は、昨年12月5日午前3時ごろ、浦安市の住宅に駐車されていたランドクルーザーを盗んだというもの。警視庁が容疑者らの関係車両を調べたところ、車載ネットワークシステムに不正侵入してドアの解錠やエンジン始動を可能にする機器「CANインベーダー」などが押収された。
1都7県で約50台の被害か
捜査当局は、昨年2月以降に1都7県で発生した最新式のレクサスやランドクルーザーなど約50台の窃盗事件について、容疑者らが関与した可能性があるとみて捜査を進めている。被害は関東地方を中心に広域にわたっており、組織的な犯行の実態解明が焦点となる。
狙われる高級車
ランドクルーザーは海外での需要が高く、盗難被害が深刻な車種として知られる。「CANインベーダー」は車両のバンパー付近の配線から車載システム「CAN」(Controller Area Network)に接続し、短時間でドアロック解除やエンジン始動を行う機器で、従来の物理的な防犯装置では防ぎにくいとされている。警視庁は盗難車両の行方や窃盗の手口の全容について、引き続き捜査を進める方針である。