2026/4/1
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社会

証券口座乗っ取り事件、口座譲渡の疑いで28歳容疑者を逮捕

要約

警視庁は、乗っ取られた証券口座との不正取引に使われていた証券口座4つを犯罪グループに譲り渡していたとみられる28歳の容疑者を逮捕した。

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犯罪グループに証券口座4つを譲渡か

証券口座を乗っ取って株式を不正に売買する被害が相次ぐ中、警視庁は、犯罪グループに証券口座を譲り渡していたとみられる28歳の容疑者を逮捕した。

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※画像はイメージです

容疑者は、乗っ取られた証券口座との不正な株取引に悪用されていた証券口座4つを犯罪グループに譲り渡していた疑いが持たれている。警視庁が捜査を進め、逮捕に至った。

相次ぐ証券口座の乗っ取り被害

証券口座が何者かに乗っ取られ、本人の知らないうちに株式が不正に売買される被害は近年深刻化している。乗っ取った口座の資産を勝手に売却し、その資金で特定の銘柄を大量に買い付けて株価を吊り上げるなど、組織的な手口が問題となってきた。

今回の事件では、こうした不正取引の「受け皿」として使われていた証券口座の出どころに捜査のメスが入った形である。犯罪グループは、他人名義や不正に取得した口座を利用することで、取引の追跡を困難にしていたとみられる。

捜査の行方

警視庁は、容疑者と犯罪グループとの関係や口座譲渡の詳しい経緯について、さらに捜査を進めるとみられる。証券口座の乗っ取り被害が拡大する中、口座の供給元にまで捜査が及んだことは、組織的犯罪の全容解明に向けた一歩といえる。