2026/4/1
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国際

タイ外相、ミャンマーのASEAN首脳会議復帰を支援へ プーケットで会談

要約

タイのシーハサック外相が2月18日、ミャンマーのASEAN首脳会議への復帰を支援する考えを表明した。2021年のクーデター以降、軍事政権の首脳級参加が制限されてきたが、総選挙実施を契機にタイが復帰への「架け橋」を目指す動きを見せている。

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タイ外相がミャンマー側と会談、復帰支援を表明

タイのシーハサック外相は2月18日、ミャンマーの東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議への復帰を支援する考えを表明した。タイ南部プーケットでミャンマー側と会談した際に明らかにしたものである。

ASEANは2021年にミャンマーで発生したクーデター以降、軍事政権の首脳や閣僚がASEAN関連会議に参加することを制限してきた。現在、ミャンマーからは高官レベルの出席のみが認められている状態が続いている。

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※画像はイメージです

総選挙実施が復帰議論の契機に

シーハサック外相の支援表明の背景には、ミャンマー軍事政権が2025年12月末から2026年1月にかけて総選挙を実施したことがある。クーデター後初となるこの選挙は、軍政が国際社会に対して正当性を示す狙いがあるとみられている。

アウンサンスーチー氏率いる国民民主連盟(NLD)は2023年に解散させられており、民主派指導部が不在のまま実施された選挙である。軍系政党の連邦団結発展党(USDP)が過半数を獲得し、憲法規定による軍の指名枠と合わせて議会を支配する構図となった。

ASEAN内の温度差と今後の課題

ASEAN加盟国の間では、ミャンマーへの対応をめぐり立場が分かれてきた。インドネシアやマレーシア、シンガポールなどが軍政に対する厳しい姿勢を取る一方、ミャンマーと長い国境を接するタイは融和的な立場をとってきた。今回のシーハサック外相の動きは、タイがASEAN内で仲介役を担おうとする姿勢の表れである。

  1. ミャンマーでクーデター発生

    軍がアウンサンスーチー氏率いる政権を転覆。ミン・アウン・フライン国軍司令官が権力を掌握した。

  2. ASEANが参加制限を開始

    軍司令官の首脳会議参加を認めず、以降は高官レベルの出席のみ許可する措置が続いている。

  3. ミャンマーで総選挙実施

    クーデター後初の総選挙。治安対策名目で3回に分けて投票が実施され、投票率は54%だった。

  4. タイ外相がASEAN復帰支援を表明

    プーケットでミャンマー側と会談し、タイがASEAN内の「架け橋」役を果たす姿勢を示した。

ミャンマーの復帰が実現するかは、他のASEAN加盟国がどのような判断を示すかにかかっている。選挙の実施だけで国際社会から正当性の承認が得られるかどうかについては、依然として不透明な状況だ。