2026/4/1
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国際

アイスランド外相が訪日、日本政府と経済安保連携の強化に意欲

要約

訪日中のアイスランドのグンナルスドッティル外相が2月19日に朝日新聞のインタビューで、島国・民主主義という共通の価値観を基盤に、日本との経済安全保障分野での協力拡大に強い意欲を示した。

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「島国で民主主義」共通点を強調

訪日中のアイスランドのソルゲルズル・カトリン・グンナルスドッティル外相は19日、朝日新聞のインタビューに応じ、経済安全保障分野で日本政府との協力を深めたいとの考えを表明した。

グンナルスドッティル外相は「両国は地理的に離れていても、島国で民主主義といった共通点がある」と述べ、「国際法を尊重し領土主権を守る」という基本的な価値観を共有しながら経済安全保障に取り組めると語った。

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※画像はイメージです

金融危機・エネルギー危機を乗り越えた経験

アイスランドは2008年に深刻な金融危機を経験し、外貨が海外に流出する事態に陥った。しかしその後、観光業や水産業などの産業が復活を遂げている。さらに、ロシアによるウクライナ侵攻の影響で他の欧州諸国と同様にエネルギー危機にも直面した。

こうした経済的な試練を乗り越えてきた経験が、経済安全保障における日本との協力の土台になるとの認識がうかがえる。

「多くの分野で協力できる」

グンナルスドッティル外相はインタビューの中で「多くの分野で日本と協力できる可能性がある」と繰り返し、連携への強い意欲を示した。

日本とアイスランドは地理的には北大西洋と太平洋に隔たれているものの、ともに島国であり民主主義体制を共有する。グンナルスドッティル外相の発言は、こうした共通の基盤に立った経済安全保障の枠組み構築を目指す姿勢を鮮明にしたものである。