トランプ氏、イランへの軍事攻撃判断「次の10日間」が節目と表明
要約
トランプ米大統領が平和評議会の演説で、イランに対する軍事行動の可否を「次の約10日間」で判断すると述べた。昨年6月の核施設空爆に続く新たな攻撃の可能性を示唆しつつ、合意の余地にも言及した。
「さらに一歩進むかもしれない」
トランプ米大統領は2月19日、自身が議長を務める「平和評議会」での演説で、イランに対する軍事攻撃の判断について「次の約10日間」が節目になるとの認識を示した。
トランプ氏は「(軍事攻撃へと)さらに一歩進まなければならないかもしれないし、合意できるかもしれない」と述べ、軍事行動と外交的解決の両方の可能性に言及した。
イランへの要求について、トランプ氏は「非常に単純で、核兵器を持ってはならないということだ」と明言した。
昨年6月の空爆との類似パターン
今回の発言で注目されるのは、昨年6月の攻撃時との類似性である。昨年6月19日、トランプ氏は「2週間以内」に判断すると表明したが、実際にはわずか2日後の6月21日にイランの核施設への空爆を実行した。
「2週間以内に判断」と表明
トランプ氏がイランへの対応について期限を示したが、実際の行動は大幅に前倒しされた
イラン核施設への空爆を実行
表明からわずか2日後に攻撃を開始。フォルドゥ、ナタンズ、イスファハンの3施設が対象となった
「次の約10日間」が節目と発言
平和評議会の演説で再び軍事行動の可能性に言及。攻撃か合意かの判断期限を示した
今回も「約10日間」という期限を設定しながら、前回同様に前倒しで行動に移る可能性が排除できない点は、国際社会にとって重要な注視ポイントとなる。
昨年の攻撃についての自己評価
トランプ氏は昨年6月の攻撃について、「イランが核兵器を持つ潜在的能力を完全に破壊した」と述べた上で、「(その結果)突然、中東に平和がもたらされた」と自己評価した。
こうした発言を踏まえ、トランプ氏が再びイランに対して軍事的圧力を強めるのか、あるいは外交的な合意に向かうのか、今後10日間の動向が焦点となる。