英アンドルー元王子、機密漏洩容疑で逮捕後に釈放 エプスタイン氏への情報提供疑惑で捜査継続
要約
チャールズ国王の弟で66歳のアンドルー元王子は約半日間拘束された後、訴追なく釈放された。英貿易特使時代の2010〜11年ごろにエプスタイン氏へ機密情報を漏洩した疑いがもたれている。
逮捕から約半日で釈放、訴追は見送り
英警察は2026年2月19日夜、公務上の不正行為の疑いで同日朝に逮捕していたアンドルー元王子(66)を釈放したと発表した。訴追や勾留の延長は行われなかった。英国では訴追・勾留延長がない場合、最大24時間の拘束が認められている。
元王子はチャールズ国王の弟にあたる。拘束中には、ノーフォーク州サンドリンガムにある元王子の邸宅が家宅捜索を受けた。
エプスタイン氏への機密漏洩疑惑
警察が捜査を続けているのは、元王子が米富豪ジェフリー・エプスタイン氏に機密情報を漏洩した疑いである。元王子は2010〜11年ごろ、英国の貿易特使としてシンガポール、香港、ベトナムを訪問しており、この時期に情報漏洩が行われた可能性が指摘されている。
エプスタイン氏は米国で少女らの性的人身売買罪で起訴された後、自殺している。元王子に対しては17歳の少女への性的虐待疑惑も取り沙汰されてきた。
貿易特使として各国訪問
元王子が英国貿易特使としてシンガポール、香港、ベトナムを訪問。この時期にエプスタイン氏へアフガニスタンの金・ウラン投資機会などの機密情報を漏洩した疑いがもたれている。
「王子」の称号を剝奪
チャールズ国王により王子号と王妃号が剝奪され、王立ヴィクトリア勲章と聖公爵位も取り消された。王室内での地位を事実上失った。
アンドルー元王子を逮捕
公務上の不正行為の疑いで逮捕。ノーフォーク州サンドリンガムの邸宅も家宅捜索を受けた。
訴追なく釈放
約半日間の拘束の後、訴追・勾留延長なしで釈放された。警察は捜査を継続すると明らかにした。
トランプ米大統領が言及、英王室への影響に注目
トランプ米大統領は記者団に対し「悲しい。英王室にとり大変良くない」と述べた。トランプ氏自身も過去にエプスタイン氏と交友関係があったが、約20年前に仲たがいしたと主張している。
元王子は2025年11月に「王子」の称号を剝奪されており、王室内での立場はすでに大きく揺らいでいた。今回の逮捕と釈放を経ても捜査は継続しており、今後の展開が注視される。