イラン革命防衛隊がホルムズ海峡「封鎖」を主張、通過船舶への攻撃を警告
要約
イラン革命防衛隊高官が2日、ホルムズ海峡はすでに「封鎖」されていると主張し、通過する船舶への攻撃を警告した。米国・イスラエルからの攻撃が続く中での対抗措置とみられている。
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イラン革命防衛隊の高官が2日、ホルムズ海峡はすでに「封鎖された」と主張し、「通過する船には火を放つ」と警告した。同高官は「この地域からの石油輸出を許さない」とも述べ、海峡を通過するすべての船舶に対する攻撃の意思を明確にした。
船舶への攻撃警告と石油輸出の遮断
革命防衛隊が示した方針は、ホルムズ海峡を経由する石油輸出の完全な遮断である。高官は「通過する船には火を放つ」と述べ、具体的な軍事行動をもって海峡の通航を阻止する構えを見せた。ホルムズ海峡は世界の原油輸送量の25%以上が通過する要衝であり、封鎖が現実のものとなれば、国際的なエネルギー供給に甚大な影響を及ぼすことになる。
テヘラン国営放送本部に空爆
一方、3日にはテヘランの国営放送本部が空爆されたと報じられた。イランに対してはアメリカおよびイスラエルからの攻撃が続いているとされる。空爆の詳細な規模や被害状況については、現時点で明らかになっていない。
革命防衛隊によるホルムズ海峡封鎖の主張は、こうした攻撃が続くなかでの対抗措置とみられる。
エネルギー供給への影響が焦点に
ホルムズ海峡は日本の原油輸入の約87%が経由する航路でもある。封鎖が実行に移された場合、原油価格の高騰や供給途絶といった事態が現実味を帯びることになる。すでに日本の海運大手がホルムズ海峡の通航を見合わせているとの報道もあり、国際的なエネルギー市場や海運業界への波及が懸念される状況だ。
革命防衛隊が主張する「封鎖」の具体的な実施内容や、船舶に対する攻撃がどのような軍事的手段によるものかは、依然として不透明な部分が多い。今後の推移が注視される。