2026/4/1
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国際

イラン暫定指導部が発足、ハメネイ師殺害受け大統領ら3者が権力代行

要約

ペゼシュキアン大統領が3月1日の声明で発表したイランの暫定指導部が、大統領・司法府長官・イスラム法学者の3者体制で後継最高指導者の選出に当たることになった。

イラントランプ政権中東情勢暫定指導体制権力継承

ペゼシュキアン大統領がビデオ声明で発表

イランの最高指導者ハメネイ師が殺害されたことを受け、同国で暫定指導部が発足した。ペゼシュキアン大統領は3月1日、ビデオ声明を通じて暫定指導部の発足を明らかにした。

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※画像はイメージです

暫定指導部は、ペゼシュキアン大統領、司法府長官、イスラム法学者の3者で構成される。この三者構成は、イランの複雑な権力構造を反映したものとなっている。

後継の最高指導者選びに着手

暫定指導部は、後継となる最高指導者の選出に既に着手している。イランでは最高指導者が行政・立法・司法の三権を超越する存在であり、その空白は国家運営に直結する重大事態である。

暫定指導部は指導体制の健在ぶりを誇示する姿勢を見せており、権力空白の長期化を避ける意向とみられる。

トランプ米大統領は体制転換を示唆

一方、トランプ米大統領はイランの体制転換を示唆しており、暫定指導部にとっては内政の安定と対外的な圧力への対応を同時に迫られる局面となっている。

1979年のイスラム革命以来、イランの最高指導者はホメイニ師とハメネイ師の2人のみであり、今回の事態は同国にとって前例のない権力移行の過程となる。後継指導者の選出プロセスには、改革派と保守強硬派の勢力均衡が大きく影響するとみられ、今後の展開が注視される。