イランから日本人2人がアゼルバイジャンへ退避完了、外務省が発表
要約
外務省は3月4日、イラン滞在の日本人2人がアゼルバイジャンへの退避を完了したと発表した。米・イスラエルによる軍事攻撃後、急速に悪化するイラン情勢への対応である。
イラン情勢
日本人2人がアゼルバイジャンへ退避
外務省は2026年3月4日、イランからの出国を希望していた日本人2人がアゼルバイジャンへの退避を完了したと発表した。退避の具体的な日時や経路、2人の身元については明かされていない。
不安定化するイラン情勢
イランでは2025年末から経済危機が深刻化し、インフレ率が42.2%に達するなど市民生活への影響が拡大していた。通貨リヤルも対米ドルで過去最安値を記録し、経済的不満を背景とした大規模な抗議活動が各地で発生した。
2026年2月28日には米軍とイスラエル軍による大規模な軍事攻撃が実施され、約500の標的が攻撃を受けた。最高指導者ハメネイ師の死亡も伝えられ、国内のインターネットや国際電話がつながりにくい状態に陥ったほか、国際線フライトの便数削減や運航停止が相次いだ。
日本政府の退避対応
外務省はイラン全土の危険情報をレベル4(退避勧告)に引き上げており、テヘランからアゼルバイジャンの首都バクーへの陸路による邦人退避支援をこれまでに3回実施してきた。在留邦人の約4割がすでに出国しており、約200人の在留邦人とはほぼ全員が連絡を取れている状態だという。
今回退避が完了した2人の現在の状況や、出国を希望した具体的な理由については公表されていない。