トランプ大統領、米海軍によるホルムズ海峡タンカー護衛を表明
要約
トランプ大統領が3月3日にSNSで表明した。護衛業務は「可能な限り速やかに開始する」としているが、具体的な開始時期や対象船舶の詳細は明らかにされていない。
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米海軍がタンカー護衛へ
トランプ大統領は3月3日、自身のSNSに投稿し、「アメリカ海軍が必要に応じて、ホルムズ海峡を航行するタンカーの護衛を開始する」と表明した。護衛業務は可能な限り速やかに開始するとしている。
護衛の具体的な開始時期や、対象となるタンカーの国籍・企業、投入される海軍艦艇の規模や種類といった詳細については、現時点で明らかにされていない。「必要に応じて」護衛を行うとしており、その判断基準も不明である。
ホルムズ海峡の戦略的位置づけ
ホルムズ海峡は世界のエネルギー供給における最重要拠点の一つである。毎日約1,700万バレルの石油が通過し、世界の海上石油貿易の約4分の1を占める。日本が輸入するタンカーの約8割、年間約3,400隻がこの海峡を経由しており、同海峡の安全確保は日本のエネルギー安全保障にも直結する問題だ。
米軍とペルシャ湾の歴史
アメリカ海軍はペルシャ湾地域で長年にわたり艦隊を展開してきた。1987年にはイラン・イラク戦争下で「アーネスト・ウィル作戦」としてタンカー護衛任務を実施した前例がある。1995年には第5艦隊を常設化し、バーレーンに司令部を置いてペルシャ湾から紅海、東アフリカまでを責任地域としている。
今回のトランプ大統領の表明は、こうした米軍の中東関与の延長線上に位置づけられるが、発表の背景にある具体的な状況やきっかけについては詳細が明らかになっていない。