米ラトニック商務長官、エプスタイン事件めぐり下院で証言へ
要約
下院監視委員会のコマー委員長が3月3日、ラトニック商務長官がエプスタイン事件に関して下院で自主的に非公開証言に応じることで合意したと発表した。2月末のクリントン元大統領夫妻の証言に続き、調査は政権幹部へも広がっている。
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商務長官が自主的に証言へ
米下院監視委員会のコマー委員長(共和党)は3月3日、ラトニック商務長官がエプスタイン事件に関して下院で自主的に証言することに同意したと発表した。証言は非公開で行われ、後に質疑の内容が公表される見通しだ。具体的な日程は未定とされている。
少女買春などの罪で起訴された米富豪ジェフリー・エプスタイン氏は、勾留中に自殺した。同事件をめぐっては、政財界の著名人との交友関係が注目を集めており、下院監視委員会が調査を進めている。2月末にはクリントン元米大統領夫妻が証言を行った。
発言の矛盾に疑問の声
ラトニック氏は2月の議会証言で、2012年にエプスタイン氏がカリブ海に所有していた島を家族とともに訪れたことを認めた。一方で、エプスタイン氏との関係については「2005年に関係を絶った」と語っており、発言の整合性をめぐって疑問が生じている。
民主党を中心にラトニック氏の辞任を求める声が出ており、トランプ政権の閣僚が事件の調査対象となる異例の展開となっている。
日本との通商協議も控える
ラトニック氏をめぐっては、3月6日に赤沢亮正経済産業相との面会が調整されている。対米投融資の規模は約5500億ドル(約86兆円)に上り、通商問題についても協議が予定されている。エプスタイン事件の証言と並行して、各国との経済交渉を担う立場にあるラトニック氏の動向が注目される。