2026/4/1
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社会

大阪府警、司法書士と「闇バイト」2人を不正登記容疑で再逮捕 地面師グループの一員か

要約

司法書士の松本稜平容疑者は逮捕3回目で、過去にはミナミのビル3棟の不正売買で14億円超の詐取に関与したグループとの関連が指摘されている。闇バイトで集まったとみられる2人も同時に逮捕された。

不動産詐欺司法書士地面師逮捕

司法書士ら3人を再逮捕

大阪府警は4日、不動産賃貸会社の虚偽の臨時株主総会議事録を法務局に提出し、不正な登記を行ったとして、司法書士の松本稜平容疑者(34)=大阪市中央区=を有印私文書偽造・同行使と電磁的公正証書原本不実記録・同供用の疑いで再逮捕した。松本容疑者の逮捕は3回目となる。

同容疑で無職の間仲貴博容疑者(50)=岡山県倉敷市=と自営業の長田真晴容疑者(57)=静岡県藤枝市=も逮捕された。3人とも容疑を認めている。

虚偽登記で不動産の所有権を無断移転

逮捕容疑は、2024年11~12月にかけて、大阪市天王寺区に所在する不動産賃貸会社の虚偽の臨時株主総会議事録を作成し、法務局に提出。虚偽の登記を申請し、不動産の所有権移転登記を無断で実施した疑い。

間仲容疑者は対象企業の虚偽の代表に就き、長田容疑者は所有権の移転先となった会社の取締役を務めていたとされる。

「地面師」グループと「闇バイト」の接点

府警は、松本容疑者が違法な不動産取引で金をだまし取る「地面師」グループの一員と見ており、間仲容疑者と長田容疑者は「闇バイト」で集められたと見ている。

松本容疑者をめぐっては、「うめきた」エリアの土地・建物の売却話を持ちかけ4億円超をだまし取ろうとした詐欺未遂事件でも逮捕されている。また、大阪・ミナミのビル3棟の不正売買では14億円超がだまし取られ、関与した男2人が詐欺罪で有罪判決を受けている。

府警は、グループの上位に指示役が存在する可能性があるとみて、組織の全容解明を進めている。