イラン攻撃めぐり米欧に亀裂、英国は基地使用を拒否しトランプ氏が批判
要約
米国とイスラエルによるイラン攻撃に対し、ドイツは支持を表明する一方、英国はインド洋基地の使用を拒否。トランプ大統領は非協力国への不満をあらわにし、同盟国間の温度差が鮮明になっている。
イラン情勢トランプ政権米欧関係
米欧間で割れるイラン攻撃への対応
米国とイスラエルによるイラン攻撃をめぐり、欧州の主要国の間で対応が分かれている。ドイツがイラン攻撃への支持を表明した一方、英国は軍事作戦の初期段階においてインド洋の基地の使用を認めなかった。
トランプ米大統領は、協力しない国々に対していらだちを強めている。3月3日には英国の姿勢を批判し、「相手はチャーチルではない」と発言した。第2次世界大戦期の英国首相ウィンストン・チャーチルを引き合いに出すことで、現在の英国指導部が同盟国としての役割を果たしていないとの認識を示した形だ。
ドイツは支持、英国は距離
同じ欧州の主要国でありながら、ドイツと英国の対応は対照的である。ドイツはイラン攻撃に対する支持を明確にした。一方の英国は、インド洋に保有する基地の軍事利用を作戦初期の段階で認めず、米国との間に溝が生じた。
トランプ大統領にとって、同盟国の足並みの乱れは看過できない問題となっている。協力を拒む国への不満を公然と示す姿勢は、米国と欧州諸国の関係に新たな緊張をもたらしている。
深まる同盟国間の溝
今回の事態は、イラン問題に対する米欧間のアプローチの違いを改めて浮き彫りにした。軍事作戦への関与の度合いをめぐり、各国が異なる判断を下している現状は、国際的な対イラン政策の一枚岩が崩れつつあることを示している。
トランプ大統領の発言は、単なる不満の表明にとどまらず、同盟国に対して明確な態度表明を迫るメッセージとも受け取れる。米欧間の立場の相違が今後どのように展開するか、国際社会の注目が集まっている。