イランからアゼルバイジャンへドローン攻撃か、空港・学校付近に着弾 イラン軍は否定
要約
アゼルバイジャンの飛び地ナヒチェバン自治共和国で5日、ドローン2機が空港ターミナルビルや学校付近に落下し4人が負傷。アゼルバイジャン外務省がイランからの攻撃と発表した一方、イラン軍は関与を全面否定している。
アゼルバイジャンイランドローン攻撃中東情勢
イランからアゼルバイジャンへドローン攻撃か、空港・学校付近に着弾 イラン軍は否定
アゼルバイジャン外務省は5日、同国の飛び地であるナヒチェバン自治共和国に対し、イラン方面からドローン攻撃があったと発表した。イラン軍はこれを否定しており、両国の主張が真っ向から対立する事態となっている。
空港ターミナルと学校付近に着弾、4人負傷
攻撃は現地時間5日正午ごろに発生したとされる。ロイター通信によると、ドローン1機は空港のターミナルビルに衝突し、別の1機は学校の近くに落下した。この攻撃で4人が負傷したという。
アゼルバイジャン外務省は声明で「国際法の規範と原則に違反し、地域の緊張を高めるものだ」とイランを強く非難した。
イラン軍は関与を全面否定
一方、イラン軍は「アゼルバイジャン方面にドローンを発射していない」と攻撃への関与を否定した。ドローンの発射元や攻撃の意図について、両国の主張は食い違ったままである。
ナヒチェバンの地政学的位置
今回攻撃が報じられたナヒチェバン自治共和国は、アルメニアを挟んでアゼルバイジャン本国から離れた飛び地であり、南側でイランと国境を接する。イランとアゼルバイジャンの間では近年、関係改善に向けた外交的な動きも見られていたが、今回の事案により両国間の緊張が再び高まる可能性がある。
負傷者4人の詳しい容体や、空港・学校周辺の被害の全容は明らかになっていない。