トランプ大統領、ノーム国土安全保障長官を更迭 第2次政権で初の閣僚交代
要約
不法移民対策の中心人物だったノーム国土安全保障長官が5日に更迭され、新たに設けられた西半球安全保障担当に配置される。後任には共和党のマリン上院議員が指名された。
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ノーム長官を更迭、後任にマリン上院議員
トランプ米大統領は5日、国土安全保障省のクリスティー・ノーム長官を更迭した。第2次トランプ政権で閣僚が更迭されるのは初めてである。トランプ氏はSNSへの投稿で更迭を発表し、ノーム氏について「多くのめざましい功績をあげてくれた」と述べ、特に国境対策の実績を持ち上げた。
後任には共和党のマークウェイン・マリン上院議員が指名された。ノーム氏は新たに設けられる西半球の安全保障担当ポストに配置されるという。
不法移民対策の中心人物だったノーム氏
ノーム氏はサウスダコタ州知事を経て国土安全保障長官に就任し、トランプ政権の不法移民対策を担ってきた。身柄拘束や強制退去の推進を進め、政権の看板政策である移民対策の実行役を担っていた。
1月にはミネソタ州で一般市民が移民捜査官に射殺される事件が発生し、移民対策の手法に対する批判が高まっていた。こうした状況の中でのノーム氏の更迭は、政権内部の移民政策をめぐる判断に変化があったことをうかがわせる。
後任マリン氏とは
後任に指名されたマリン氏は共和党の上院議員である。トランプ大統領が移民政策の強硬路線を維持する姿勢を崩していないことは、ノーム氏を完全に退任させるのではなく西半球の安全保障担当という新設ポストに配置した点からも読み取れる。第2次政権初の閣僚交代が今後の政権運営にどう影響するか、注目が集まる。