警視庁捜査1課長に畑孝博氏が就任へ、未解決事件に「絶対にあきらめない」
要約
鑑識課長から異動する畑氏は1986年入庁のたたき上げで、捜査1課のナンバー2ポストを複数経験。未解決事件への新たな鑑定技法の活用や複数県警との連携強化を掲げる。
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鑑識課長から捜査1課長へ
警視庁の畑孝博・鑑識課長(58)が9日付で捜査1課長に就任する。捜査1課は殺人や強盗などの重大事件を担当する部署で、畑氏は同課のナンバー2にあたるポスト4つのうち複数を経験してきた。
畑氏は1986年に警視庁に入庁。目黒署や機動隊での勤務を経て、国際協力機構(JICA)への出向でインドネシアに駐在した経験も持つ。インドネシアでの勤務について畑氏は「同じ警察官として、世の中をよくしたいという考え方は一緒だと感じた」と振り返っている。また、10年以上にわたりアメリカンフットボール部に所属していたという。
未解決事件に全力を尽くす方針
就任にあたり、畑氏は「犯人を検挙し、事件を解決することで、被害者の無念を晴らす」と決意を語った。
未解決事件への取り組みについては「絶対にあきらめない、を基本とし、証拠の見直しはもちろんのこと、新たな鑑定技法や捜査手法があればすべて試していく」との方針を示した。鑑識課長としての経験が、科学捜査の活用という面でも生かされることになる。
複数県警との連携を重視
2024年には闇バイトによる連続強盗事件が発生し、警視庁は神奈川県警、千葉県警、埼玉県警と協力して捜査にあたった。こうした広域犯罪への対応について、畑氏は「警察全体の力を発揮して捜査していきたい」と述べ、組織の枠を超えた連携を重視する姿勢を打ち出した。
重大犯罪の広域化が進む中、たたき上げの経験と多様なキャリアを持つ畑氏がどのような捜査指揮を見せるのか、注目される。