ネパール総選挙、ラッパー出身のシャハ氏が前首相を大差で破り当選
要約
5日に投開票されたネパール総選挙で、新興政党・国民独立党(RSP)が前回第4党から一転、政権第1党となる勢いを見せている。27年ぶりの下院過半数獲得も視野に入る。
ラッパー兼前市長、前首相に1万8000票差
5日に投開票されたネパール総選挙で、国民独立党(RSP)の首相候補バレンドラ・シャハ氏が、選挙区でオリ前首相を大差で破り当選を果たした。シャハ氏は6万8000票以上を獲得し、約5万票にとどまったオリ氏に約1万8000票の差をつけた。
シャハ氏はラッパー出身で、前カトマンズ市長を務めた三十代半ばの政治家である。若者らの反政府デモで辞任に追い込まれたオリ前首相との直接対決を制した形だ。
新興政党RSP、政権第1党の勢い
7日時点で開票作業が続く中、RSPは2022年の前回選挙時の第4党から議席を大きく伸ばし、政権第1党になる勢いを見せている。ネパール下院の定数は275議席で、小選挙区165議席と比例代表制110議席で構成される。RSPが下院の過半数を獲得すれば、27年ぶりの単独過半数政党の誕生となる。
既成政党の退潮が鮮明に
今回の選挙結果は、ネパール政治における世代交代を象徴するものとなった。若者の反政府デモによって辞任したオリ前首相が、自らの選挙区で新興政党の候補に敗れたことは、既成政党の退潮を如実に示している。開票作業は引き続き進められており、最終的な議席配分が注目される。